活動日誌−活動日誌

【12.06.02】奥西勝さんの病室での手錠に怒り

4人の刑務官が常時監視しているもとで

  名張ぶどう酒事件で、名古屋高等裁判所に再審請求を棄却された奥西勝さん。
 再審が棄却された25日以前も肺炎を患っていると報道されていた。
 今度は棄却決定が出された翌々日の27日、38度を超える発熱のため、救急車で外部の病院に搬送されたことが報道された。高齢であることからも当然のことであると思う。
 1日も早い回復を願っていたが、30日付の中日新聞に掲載された記事を見て、怒りがこみ上げてきた。奥西さんと面会した弁護団の鈴木団長の話として報道された内容は、次のようである。
 「ベッドに寝ている奥西死刑囚の右手に金属手錠が、もう片方の手錠は縄を通じて刑務官の左手にかけられていた。ベッドの周囲には4人の刑務官が常時監視役として付いていた」というものである。
 名古屋拘置所総務部長の話として「個人のプライバシーに関することなどで答えられない。入院先での手錠使用は一般的に被収容者処遇法に基づいて行っている」ことも報道された。
 一般的には逃走などもあり得るので法の趣旨は理解できる。しかし、高齢のうえ病に冒されている奥西さんが、4人の刑務官が常時監視しているもとで逃走など出来るはずがない。人道的な対応をすべきである。
            (読者の投稿より)

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