活動日誌−活動日誌

【12.07.21】さようなら原発10万人集会ー原発なくせ!再稼働許すな!思いを胸に17万人集う

全国から人、人、人の波

  7月16日、東京・代々木公園で開催された「さよなら原発10万人集会」。「原発なくせ」の思いを胸に、3歳と6歳の孫、息子夫婦とともに参加しました。
 JR原宿駅は混雑するとの情報を聞いていたので地下鉄千代田線を利用し、代々木公園駅で下車。ところが、ここも人でいっぱい。降りたホームを出られないうちに次の列車が入ってくる。集会が始まる2時間前でこの状態である。
 メイン会場となるサッカー場には参加者のためにブルーシートが敷かれているが、33度を超える炎天下のもと孫たちは耐えられない。周囲の緑の木立の陰は、すでに人でいっぱい。ステージ裏手の木陰にわずかな空間を見つけ、ここで参加することにした。
 プラカードやうちわなどを手に持った家族連れや団体・若いグループ、個人の参加者でいっぱいの会場を見るだけで勇気がわき、原発なくせの思いをいっそう強くしました。(竹内・写真は出発を待つパレード隊を撮る通行人)

呼びかけ人や福井・福島などから挨拶・発言

  小室等さんらのオープニングライブからスタート。 演奏の合間には車椅子の永六輔さんの激励挨拶も。続いて、いわき市出身の講談師・神田香織さんの司会で集会が始まり、この集会を呼びかけられた7氏や福島の武藤さんなどが挨拶されました。
鎌田慧さん・呼びかけ人
 「いま政府が行っているエネルギー政策のあり方の検討について、絶対に原発ゼロにさせなければならない。そのためにパブリックコメントでどんどん意見を言っていこう」
坂本龍一さん・呼びかけ人
「たかが電気のために、なぜ命を危険にさらさなければならないのか。福島のあとに沈黙するのは野蛮だ、というのが私の信条です」
内橋克人さん・呼びかけ人
「ゆがんだ国と社会のあり方を正すことになる。国民の合意なき国策はさようなら、と声をあげ続けなければなりません」
大江健三郎さん・呼びかけ人
 「原発反対の運動は勝つと確信した。しかし大飯の再稼働を許してしまった。これは我々が侮辱されているということだ」
落合恵子さん・呼びかけ人
 「私たちは加害者にも被害者にもならない。たたかうことを誇りにしていこう」
澤地久枝さん・呼びかけ人
 「子どもたちも多く参加している。この未来に続いていくいのちのために、今できることをやろう」
瀬戸内寂聴さん・呼びかけ人
 「5月で90歳になった。これまでも政府に文句を言う自由が奪われた時代があった。人間が生きるということは、人の幸せのために生きていくこと悪いことは止めさせるよう政府に言い続けよう」
広瀬隆さん・評論家
 「政府のいう電力不足はウソ。経営破綻を防ぐため。大飯原発は巨大地震に見舞われる危険な地帯にある。国民に一時的な負担があっても、まず原発を止めよう」
中嶌哲演さん・福井から
 「大飯原発再稼働は死刑判決を受けたようなもの。住民を無視した巨大な利権構造がある。第2の福島にしてはならない」
武藤類子さん・福島から
 「絶望こそ希望だという言葉もある。声なき声をともにあげ、分断されることなく、ともに歩んでいこう

「東電は放射能に汚染されたがれきを引き取れ」とのゼッケンも

  手に「再稼働反対」「福島を返せ」などと書いたプラカードやうちわを持つ参加者。そのなかに「東電は放射能に汚染されたがれきを引き取れ」とのゼッケンが。原発事故に怒りを覚えるとともに小出裕章さんの「原子炉のなかにあったウランが元であり、東電の所有物である」との言葉を思い出した。

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