活動日誌−活動日誌
【14.08.10】やろまいか 第14回みんなの平和祭2014
「貧困に根ざす戦争」から「福祉に根ざす平和」への転換
二宮厚美神戸大学名誉教授が「憲法を生かして平和を守りぬく道」の演題で講演されました。
二宮さんは、安倍政権が集団的自衛権行使容認の閣議決定した2014年7月1日は歴史の画期、日本が海外に出かけて行って戦争をする国になる。
2つの改憲勢力(財界と日本の侵略戦争は正しいと主張する靖国史観派)が合体した安倍政権。閣議決定について経団連は何もいわない。中国、韓国などアジア諸国からの総反発を恐れているからだ。トヨタも不買運動を恐れて靖国派に困っている。オバマ大統領も靖国派を批判している。
いま、若者の貧困が大問題になっているが、雇用が崩れているからだ。日本の歴史上初めてのことだ。目の前の生活のことしか目に入らない。平和や社会に関心がもてない。
そこに戦争が入り込んでくる。アメリカには400万人のホームレスがおり、家や医療が保障される軍隊に入ることになる。青森県では安定した就職先が自衛隊と言われている。
自民党の元幹事長の加藤紘一さん、古賀誠さん、野中広務さんが安倍政権を批判している。
いま、「貧困に根ざす戦争」から「福祉に根ざす平和」への転換が求められていると訴えました。
一番寒かったグリーンランド
北川孝次(日本写真家協会会員)さんは、「世界の笑顔」の写真を撮影しています。
北川さんは、撮影で一番寒かった国がグリーンランドで、零下20度の日もあり、涙も凍る。学校は複式学級で、子どもはスキーやソリで遊んでいる。寒さに強く手袋をしていない子もいる。
国土の80%が氷で覆われていて、交通手段はイヌゾリ。漁業で海に落ちても誰も助けてくれない厳しい掟があると話しました。