市政の動き−議会報告

【11.05.30】安城市議会経済福祉部会が所管施設を視察

子育て支援施設や児童養護施設など視察

   5月臨時市議会で新しく構成された安城市議会経済福祉部会は18日、子育て総合施設「あんぱーく」や児童養護施設「なかよしこよし」など6か所を視察しました。ふかや議員も委員として参加しました。 

「あんぱーく」は子育て支援事業を統括

   子育て総合支援施設「あんぱーく」は、移転した安城保育園を改修し、本年1月31日に開所した施設です。
 施設の設置目的は、「子育てについての様々な不安や負担感を緩和し、子どもを安心して生み育てることができる環境づくり」「子育てに関する事業の情報収集や問い合わせ、相談に応じる」「市内各地域の子育て支援事業を統括し、指導や支援をする」ことです。
 遊びの広場や子育て相談は、土曜日も行い、働く保護者も利用しやすい工夫をしています。
 また、「パパママ講座」を年3回、第5土曜日に開催します。第1回目は、4月30日に「イクメン講座」が開催され、21人(託児16人)の参加がありました。
 施設内にある「つどいの広場・ほっとスペース」は、NPO法人「おやこでのびっこ安城」に委託され、乳幼児をもつ子育て中の親子が気軽に集い、スタッフや他のお母さんたちと話や交流する場所です。飲み物(コーヒー)が100円で利用できます。また、子供服や小物のリサイクルコーナーもあり、1人2点まで無料でもらうことができます。
 4月の「ほっとスペース」の利用者は、23日間で1,716人、1日平均35.6組の74.6人で、移転前の昨年度の平均1日24.3組、53人を大幅に上回りました。

待たれていた児童養護施設「なかよしこよし」

  児童擁護施設は、児童福祉法第41条に規定される施設で、1歳から18歳までの保護者のいない児童等を擁護するとともに、退所者に対する相談や自立の援助を行います。
 愛知県内には19施設があり、定員は1,063名です。しかし、県内では年々、入所者が増加傾向あり、1,500名程度の施設定員が必要と見込まれ、早急な整備が求められています。
 市内にはこうした施設がないことから、市外にある15施設に52名が入所しています(4月1日現在)。
 桜井町咽首地内に建設が進められてきた「なかよしこよし」は、社会福祉法人聖清会ハルナが設置する施設で、定員30名、3階建てで1階には食堂や地域交流スペースが、2〜3階には個室や2人部屋、キッチン、床暖房のくつろぎコーナーが設けられています。7月に開所予定で、現時点では3名の入所が予定されています。
 4月に碧南市内に児童養護施設「オリーブ」定員50名が開所しましたが、それでもまだ大幅に施設が不足しています。
 

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