市政の動き−議会報告
【14.02.27】2014年度予算案の主なもの(2)
高齢者・障害者があんくるバス無料に
高齢者や障害のある人が外出しやすい環境を整えることで、社会参加を促進し、生きがいの充実や健康の維持を図るとして、75歳以上の高齢者と身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人は、あんくるバス運賃が無料となります。
高齢者は、降車時に後期高齢者医療被保険者証を、障害者は、障害者手帳などを提示するとしています。
事業費は1991万円を見込んでいます。
小学校普通教室に50型デジタルテレビ設置
全21小学校の普通教室に設置しているブラウン管テレビを50型デジタルテレビへ更新し、学校ICT環境を整備します。
392台の購入費用7840万円を計上します。地域経済活性化のために市内業者から購入すべきです。
宅配給食 週7日に
4月から宅配サービスを週7回に拡大します。普通食は650人(前年度比100人増)、8万7千食(同7千食増)、特別食は50人(前年度と同じ)、7300食(同100食増)を見込んでいます。事業費は前年度比450万円余増の5471万円としています。
日本共産党は07年から何度も取り上げてきました。年齢の拡大なども求められています。
介護人手当てとおむつ券の合計で増額
ねたきり高齢者や認知症高齢者などを自宅で継続して3か月以上介護している人に対し、介護人手当とおむつ費用を交付しています。
介護人手当は2千円減額の3千円となりますが、おむつ券が4千円増の7千となり、助成額(月額)は合計で2千円の増額となります。
ロタウイルス予防接種に助成
乳児におけるロタウイルス感染症は、下痢、嘔吐などの症状が数日間続き、通常は1〜2週間で自然に治癒しますが、脱水による重症化が問題になっています。
重症化の防止のため、ロタウイルス予防接種(任意予防接種)費用(1回につき1万2千円〜1万5千円程度)の一部助成を実施します。
宮前ポンプ場の能力3倍に
勢井前第一排水区内の安城町宮前地区は、地形的にすり鉢状であるため、大雨が降ると一気に低地に雨水が集まることで度々浸水被害が発生しています。
そのために、現在の宮前ポンプ場の能力を増強することで、家屋の浸水被害を軽減するとしています。現在の能力1.0㎥/Sを3.0㎥/Sと3倍の能力にする計画です。
総事業費は6億7500万円で、全体の計画は別表のとおりですが、「もっと早く進めてほしい」というのが住民の切実な願いです。