市政の動き−議会報告

【15.08.28】2014年度決算 全国7位の豊かな財政力

財政力指数 0.07ポイント増加の1.25

   安城市の14年度の財政力指数は、前年度比0.07ポイント増加し、1.25です。全国790市のなかで、上から7番目の財政力です。愛知県内では東海市、刈谷市に次いで3番目となっています。
 財政力指数は自治体の財政力を示す指数で1.00を超える(全国26市)ということは、標準的な必要行政経費より標準的な普通税等の収入額が多いということで、標準以上の行政ができるということです。
 ところが、安城市は就学援助の基準が生活保護基準の1.0と愛知県下で最低の水準です。
 いま、子どもの貧困が社会問題となっています。ひとり親世帯では貧困世帯が5割を超えています。豊かな財政力を就学援助の拡充などに活用すべきです。

経常収支比率 0.2ポイント増加の73.9%

 経常収支比率は、自治体が自由に使えるお金のうち人件費や生活保護費、借金返済に充てる公債費など避けられない必要な経費が占める割合です。値が低いほど独自の政策のために多いということを示します。目安として、70〜80%が「適正で、90%以上は「硬直化している」とされています。
 安城市の14年度の経常収支比率は前年度比0.2ポイント増加の73.9%ですが、良好です。

実質公債費比率 2.1%で たいへん良好

 実質公債費比率は、自治体収入に対する負債返済の割合を示す指標で、過去3か年平均が18%を超えると新たな借金をするために国や都道府県の許可が必要となります。
 安城市の14年度実質公債費比率は2.1%で、18%を大きく下回っており、市債の借り入れ状況等はたいへん良好です。
 市は、北部区画整理事業の終了などの影響としています。

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