市政の動き−議会報告

【15.10.20】TPP交渉「大筋合意」 選挙公約・国会決議投げ捨て

安城のコメも麦もうれなくなる

   環太平洋連携協定(TPP)について協議していた12か国は5日、「大筋合意」に達しました。
 日本は牛肉、豚肉、乳製品や主食のコメについてまで大幅な市場開放を受け入れました。TPP交渉は国民には中身を知らせず異常な秘密交渉が行われてきました。
 自民党は2012年の総選挙で「ウソつかない。TPP断固反対」と訴えてきました。また、国会決議(13年4月)は、コメや牛肉など重要5品目を「(交渉から)除外し、段階的な関税撤廃も含めて認めないこと」を明記しています。自民党の公約も国会決議も投げ捨ては、許されません。
 自動車の関税は日本がゼロなのに、アメリカ自身は25年間にわたって関税を維持するという不公平な内容です。まさにアメリカと多国籍企業の利益優先の合意です。
 日本のデンマークといわれた安城市のコメも麦も売れなくなってしまいます。
 安城市議会は12年6月議会で、あいち中央農協から提出された「TPP交渉参加反対」の意見書提出の請願を採択しています。
 大筋で合意したといっても協定文書の作成や調印はこれからです。食の安全が守れないとの声が上がっています。協定への調印を許さず、TPPからの撤退を求めることがいよいよ重要です。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
RSSフィード(更新情報)