市政の動き−政策見解
【17.10.20】自衛隊を9条に書き込むとどうなる
後からつくった法律は、前の法律に優先します
安倍首相がねらう「9条に自衛隊を書き込む」というやり方は、単に存在する自衛隊を憲法で追認するだけではありません。
法律の一般原則では、後から作った法律は、前の法律に優先します。
そうすると、戦力を持たないことを明記した9条2項をいくら残したとしても、後から作った独立した項目で、自衛隊を書き込んでしまったら2項は空文化・死文化します。
9条2項があるからこそ、日本の自衛隊は戦後、1人の外国人も殺さず、1人の戦死者も出してきませんでした。2項が海外派兵の歯止めになってきました。これを空文化したら、際限のない自衛隊の海外派兵に道をひらくことになるでしょう。