市政の動き−政策見解
【19.07.02】今年60歳の貯蓄額―4人に1人が100万円未満
貯蓄額の平均2956万円というけれど・・・
PGF生命は、4月19日から22日にかけて、今年60歳を迎える人の貯蓄額を調査した「2019年の還暦人に関する調査」(1959年生まれの男女2000人に、インターネットで実施)の結果を発表しました。
それによると、貯蓄額(配偶者がいる場合は2人分)が100万円未満の人は、24.7%で前年度の20.6%を4.1ポイント上回りました。
実に4人に1人が100万円未満という状況です。一方、1億円以上は8.1%で、前年度の6.4%を1.7ポイント上回りました。
貯蓄格差が益々開いた格好です。
老後の蓄えをめぐって金融庁が、公的年金だけでは2000万円不足するとの報告書を発表したことに関し、国民の大きな批判が噴出しています。
今回の調査でも2000万円未満の人は67%にのぼっています。
貯蓄額の平均は2956万円とされていますが、これは一部の人が平均を大きく押し上げている結果です。