市政の動き−議会報告
【19.07.23】子育て支援の充実を!
児童クラブの拡充を!―森下さちこ議員(6月市議会)
安城市は、公立児童クラブの対象を「6年生まで拡大」しました。しかし、実際に利用できるのは一部のみで、4年生以上が利用できない小学校が15校にのぼります。森下さちこ議員は、児童クラブの拡充を求めました。
生活できる賃金とふさわしい施設を
安城市は、6年生まで利用できない最大の理由を支援員と施設の不足と説明しています。 児童クラブの支援員の処遇は、時給1,160円、1日5〜6時間、週2〜5日の交替勤務という低賃金が中心です。
また、多くのクラブで空き教室が利用され、様々な支障が出ています。 森下議員は、児童の安全と健全な育成にふさわしい賃金を保障すること、多くの異年齢児童を保育する環境整備を提案しました。
支援員・補助員に専門的研修を!
児童クラブは、保護者が昼間、家庭にいない児童の健全な育成を図る場です。
それだけに放課後児童支援員・補助員は、児童の育成支援に必要な専門的知識や技術が求められます。
森下議員は、勤続年数や経験、立場に応じた研修を継続的に実施することや保育に関する情報共有が必要なことを提起しました。
規制緩和されても 現行体制維持と答弁
国は、児童クラブの職員は「1クラス2人以上、うち1人は放課後児童支援員でなければならない」との配置基準を、拘束力のない「参酌標準」に規制緩和しました。
森下議員が「子どもの発達や障がい児の理解などの研修を受けた複数体制が必要」と指摘したのに対し、「児童支援員の認定資格を持つ者を2人以上配置する現行体制を維持したい」と答弁しました。