市政の動き−議会報告
【19.08.06】参院選 改憲勢力3分の2割る
野党共闘 10選挙区で勝利
安倍首相は、記者会見で「国民の皆さまから強い支持を頂くことができた」と述べました。
しかし、自民党は9議席減らして過半数を失い、比例代表では240万票減らしました。首相周辺からは「素直に喜べる感じではない」との声が漏れています。
この結果をもたらしたのは、32の1人区すべてで野党統一候補を実現して、10選挙区で勝利したことです。
安倍首相は、接戦とみなした青森、岩手、山形、秋田、宮城、新潟、三重、滋賀の8選挙区に2度も応援に出かけましたが、2勝6敗でした。
岩手県選挙区では野党統一候補の横沢高徳さん(車いすのアスリート)が勝利しました。選挙戦最終日の打ち上げは、日本共産党県委員会の前でした。市民からは、「野党共闘の中で重要な役割を果たした日本共産党への敬意を示す象徴的な場面だった」と異口同音に語ります。
7月26日、日本共産党の志位委員長と立憲民主党の枝野代表が国会内で会談し、参院選での野党共闘の成果を確認し、総選挙に向けて協力関係を強めていくことを確認しました。
井上さとしさん 4回目の当選
日本共産党は比例代表で4議席(改選5議席)、選挙区では東京、京都、埼玉で勝利し、計7議席を獲得しました。
比例代表で井上さとしさんは4回目の当選を果たしました。選挙区では、すやま初美候補が奮闘しましたが、及びませんでした。
すやまさんは7月22日朝、井上さとし参院議員とともに金山駅前に立ち、「減らない年金や『暮らしに希望を』の提案、消費税に頼らない生活応援の財源づくり、憲法9条を生かす平和外交などの公約実現に全力を尽くす」と決意を語りました。