市政の動き−議会報告

【19.09.11】未計上の繰越金―早急に市民の暮らしに!

決算や補正予算、条例な44議案を審議

 9月3日に開会した安城市議会には、2018年度の一般会計や特別会計、水道会計など10会計の決算認定議案、条例の制定や一部改正など25本の条例関連議案、3会計の2019年度補正予算案、北部給食調理場移転用地の取得など合わせて44件の議案が提案されました。

一般会計繰越金37億1,682万円、計上は20億7,105万円のみ

   一般会計補正予算案は、地方特例交付金や国庫負担金、前年度繰越金などを主な財源に総額8億2700万円余を追加する内容です。
 9月議会に提案されている「平成30年度安城市一般会計歳入歳出決算」の実質黒字額(翌年度繰越金)は、37億1682万円余にのぼります。
 この繰越金のうち15億円は、3月議会で議決された2019年度当初予算に計上されています。 しかし、残りの22億1600万円余のうち、9月議会に提案された補正予算に計上された繰越金は5億7105万円にすぎません。

未計上の繰越金16億円超、一刻も早く市民に還元を!

 その結果、予算に未計上の繰越金は、16億4,576万円にのぼります。
 このお金は、市民の暮らしや福祉の充実など、市民が望んでいる施策に生かすことができる貴重な財源です。
 格差社会のなかで生活不安が広がっています。くらしを守るため一刻も早く市民に還元すべきです。
 グラフは最近10年間の一般会計繰越金の推移です。
 毎年、当初予算で15億円の繰越金を見込んでいますが、実際はそれをはるかに上回る繰越金を出しています。このような財政運営が適切なのでしょうか。歳入を正確に見込み市民が願う施策の早期実施に生かすべきです。  

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