市政の動き−議会報告

【23.03.12】生理用品を気軽に使えるジェンダー平等の豊かな社会に

「気兼ねなく手に取りやすい環境となった」と生理用品配置を評価

   モデル校として安城西中学校の全ての女子用トイレの手洗い場に生理用品が配置されて半年以上が経過しました。
 森下議員の質問に対し学校教育課は、「1月末までに8個入80パックが利用され、持ってくることを忘れてしまったり、急に必要になったりした生徒にとっては、気兼ねなく手に取りやすい環境となったことが伺える」と評価しました。
 管理上の問題はないものの、運営上は生理用品の設置が、生徒の相談活動に結びつかなかった点を挙げています。
 現在、安城西中学校の女子生徒を対象に利用状況等についてのアンケートを実施しており、今後の方針を検討していくとしています。
 一方、2年近く実施している公共施設窓口での無償配布事業については、QRコードから相談につながった実績もあるが、利用者は減少しつつあり「今後、公共施設の女性用トイレへ配置することはない」と答弁しました。
 相談支援につなげるという考えも大事ですが、ジェンダー平等の実現という視点を持つと、女子用・女性用の個室トイレに生理用品を配置している社会というのが当たり前となることです。
 SDGs17の目標のひとつである「ジェンダー平等の実現」を掲げる安城市として、学校及び公共施設の個室トイレへの生理用品の配置をどうしていくのか、議論を進めていく必要があります。

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