市政の動き−議会報告

【23.04.09】総合運動公園 トイレ建替と洋式化

快適なトイレ空間の提供を見据える

   2026年開催のアジア大会に向け、総合運動公園にある老朽化した屋外トイレの建替えと、和式便器の洋式化が進められます。
 3月議会で可決された23年度安城市一般会計予算に、総合運動公園の体育館北トイレの建替等工事費8640万円及び、敷地内にある6ヶ所の屋外トイレの和式便器25基の洋式化工事費2500万円が計上されています。
市は体育館北トイレの建替等工事費について、既設トイレの解体費、浄化槽撤去費及び倉庫新設費を含み、「過去に施工した類似工事の設計金額と建築面積より算出した1平方メートル当たりの設計単価に、人件費や原材料費などの物価上昇分を反映させ、これに本工事で建て替えるトイレの建築面積を乗じて算出した」としています。
 また、公園屋外トイレ洋式化について、「公園利用者の利便性向上」と併せ、「26年に開催される愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会において競技会場となった場合、国内外から観戦に来る方々をはじめ、出場選手や大会関係者に快適なトイレ空間を提供することも見据えている」と説明しています。

トイレは文化水準を表す指標にもなる

   安城市の公園に設置されている屋外トイレは、シルバー人材センターで働く人により、毎日清潔に保たれています。
 市外の利用者からも高く評価されています。
 その一方で、市が管理している施設内のトイレについては、市民会館サルビアホール2階には利用できるトイレがない、アンフォーレのトイレが狭い、避難所に指定されている公園には多目的トイレがない等の意見が寄せられています。
 トイレは自治体の文化水準を表す指標にもなります。
 防犯上、トイレの入口までの動線を男女別々にすること、プライバシー保護から男性用個室トイレを増設すること、男性用トイレに比べ女性用トイレの数が少ないために女性が並ばなければならない問題など、解決すべき様々な課題が指摘されています。
 新たにトイレを設置する際には、求められる視点を活かし、利用者に対して「快適なトイレ空間」を提供することが求められています。

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