市政の動き−議会報告
【23.07.16】ひどい!愛知県議会
無所属議員の発言を保障しない
4月の統一地方選挙で県議に当選した日本共産党のしもおく奈歩県議は6月14日、愛知県議会の議長に対し「愛知県議会の改革についての申し入れ」を行いました。 愛知県議会の議員数は102人です。これだけの人数がいるにもかかわらず、6月議会の一般質問は2日間で14人と、質問できる議員が非常に限られています。
特にひとり会派が今回の選挙で9人に増え、公明党(5人)や減税日本(3人)より多くなっているため、希望する全議員・全会派に本会議の質問を保障することや、一般質問の日数を増やし、より多くの議員が質問できるようにすることなどを申し入れました。
4年間で一般質問は1回だけ
この申し入れを受けて行われた議会運営委員会は、次のように無所属議員やひとり会派の議員の発言を保障しない異常な決定をしました。
【無所属議員の一般質問についての回答】
・任期中に1人1回以内
・1年に概ね2人
・各定例議会に1人以内
・任期最終年度の2月定例議会は行わない
議員の質問の機会を奪うもの
この議会運営委員会の決定は、県民に選ばれた議員の質問権を奪うもので、県下の市町村議会や、近隣の県議会の運営と比べても極めて非民主的なものとなっています。
しもおく県議は「県民の声が届けられる機会が制限されてしまい、悔しいし申し訳ない。多様な声が反映できる議会へ、引き続き改善を求めます」と語っています。