市政の動き−議会報告
【23.09.17】被災者によりそう対応を!
森下さちこ議員が一般質問
安城市議会9月定例会が9月1日に開会し、日本共産党の森下さちこ議員は、9月6日(水)に一般質問で登壇しました。質問のテーマは「火災被災者への対応」と「休み方改革『ラーケーションの日』」の2テーマです。
火災時の一時使用市営住宅
安城市は、自然災害及び住宅火災により被災された方を救済するため、一時的応急施設として、広畔住宅1戸を確保しています。
シャワーを設置し、食器等の必要最小限の日用備品も設置し、電気ガス水道が開通すれば、いつでも生活ができるように定期的に掃除をし管理しています。
2017年6月議会で、当時の宮川議員が「一時使用市営住宅の確保は1戸で十分なのか」と質問。市は「一度に複数の方が一時利用を希望された場合は、広畔住宅の空き住戸を至急掃除して対応する」と答弁していました。
ところが実際は、火災現場に駆け付けた市職員からは「シャワーの設置がなく、掃除をしていない部屋の提供になる」と説明され、支援制度の利用につながっていないことが、市民からの相談で明らかになりました。
シャワーの設置を約束
森下さちこ議員は、現場で対応する社会福祉課の職員と、一時使用市営住宅を担当する建築課の職員との連携が、しっかりされていないことが原因だと指摘し、改善を求めました。
市は「職員の連携を図るとともに、リーフレットを作成し、被災された方に対して正確に制度を案内する」「2戸目は、1戸目と同様に広畔住宅を考えているが、準備する際にシャワーを設置する」と答弁しました。
森下さちこ議員は、生活圏を離れることが難しい被災者もおり、広畔住宅のみでなく、被災者の状況に応じた対応を求めるとともに、ホテルへ避難する場合の宿泊費補助制度創設の検討も求めました。