市政の動き−議会報告
【23.10.15】トイレへの生理用品の配置
小中学校で早期実現を
昨年度モデル中学校の女子用トイレに設置していた生理用品は、「子どもたちの状況をつかみ、適切な声がけができる」との理由から、現在、保健室での手渡しに変更されています。
モデル中学校が実施した生徒へのアンケートでは、「生理用品を利用した」と回答した生徒は252人中103人でした。
利用した理由として「急に必要となった」「忘れたから」が大多数で、突然生理になっても保健室に取りに行く必要もなく、生徒にとって快適な環境であったと考えられます。
一方で、利用しなかった理由では、手洗い場に8個パックを設置することに関し配慮が必要であることがわかります。
アンケートの結果からも、保健室での手渡しへの変更は、思春期にいる生徒たちにとって最善策とは思えません。下着が汚れ、一刻も早く対処したいと思っている生徒に、適切な声掛けができるのでしょうか。
市は10月から、市役所本庁舎1階と北庁舎1階の女性用トイレへの生理用品の設置を試行的に実施しています。成長過程にある子どもたちへも、実施が求められています。