活動日誌−活動日誌
【15.07.14】みんなの平和祭2015 「はだしのゲン」に涙
ふまれてつよくなる麦になれ
1945年(昭和20年)8月6日、原作者の中沢啓治さんは広島で被爆、その体験をテーマにした劇画「はだしのゲン」を1973年6月、「少年ジャンプ」に発表、大きな話題を投げかけました。
アニメは、太平洋戦争末期から原爆投下、さらに敗戦からその後に至る広島市を背景に元(ゲン)がさまざまな困難や苦しみにめげず、持ち前のバイタリティで生き抜いてゆく様を、ときには笑い、ときには涙をまじえて感動的に描いています。
アニメをみた人から「原爆でゲンの父と姉、弟が家の下敷きとなり、火がまわってきて助けることができない場面やその後生まれた妹が栄養失調で死んでしまうところは涙がでてきた。つるつるだった頭に毛がはえてきて、『ふまれてつよくなる麦になれ』という父のことばを思い出し、元気に歩きだす場面に感動した」と感想が寄せられました。
パネルをみんなにみてもらいたい
展示室で原爆パネルをみていた人から「多くの人に原爆パネルをみてもらえば、核兵器はなくさないかんという声が広がると思う」と感想が寄せられました。
今回、ユニセフ(国際連合児童基金)の活動の展示資料で、「わたしは毎日、水運びをしています。家から1時間も歩いて川から水を汲んでくるの。遠くて重いけどしかたない。1日に何回も行かなくてはならないから学校に行けなくて悲しかった。でもユニセフの支援で家からすぐのところで井戸がつくられたの、だから学校に行けるようになったのよ」がありました。