活動日誌−活動日誌

【19.05.12】安城地区メーデー 森下議員が連帯挨拶

大型連休、嬉しい人ばかりではない

   5月1日、第90回安城地区メーデーが1号公園で開かれました。あいにくの小雨模様でしたが、昨年より多い200名余が参加。集会のあと日の出公園までパレードしました。
 この日から任期が始まった森下さちこ議員が、日本共産党を代表して次のような挨拶(要旨)をしました。 異例の10連休、みなさんは、どのようにお過ごしでしょうか。
 私は以前、派遣会社で事務をしていました。ゴールデンウイークや盆休み、正月休みなどで、スタッフの給料がガタ落ちするのを目の当たりにしてきました。
 もともと仕事が安定していないため、給料が少なく貯金もない彼らの中には、将来への希望が持てず、長期休暇中、自ら命を絶つ人もいました。
 子育て中の家庭では、保育園が休みなのに、仕事は休めないという人もいます。私の妹夫婦も、母が安城から兵庫県へ子守りに行くことでなんとか連休を乗り越えています。
 朝日新聞の世論調査ではうれしいが35%、うれしくないが45%です。嬉しいはずの10連休なのに、嬉しくないと答える人が上回っています。

劣悪な状況で働く労働者

  低賃金、長時間労働で働く日本人。当然の権利である有給休暇も取得せず、サー
ビス残業で働く日本人。
 多くの労働者が、今の状態では結婚する事も、子どもを産み育てることもできないと自分の人生を諦めさせられています。
 政府は、労働者の権利より、企業が労働者をより使いやすくすることを後押ししてきました。
 心が折れてしまった労働者が家に引きこもり、足りない労働力を補うために、少々劣悪な労働条件でも働いてくれる外国人を受け入れました。
 過労死裁判も減りません。

生きることが幸せだと思える社会を!

   人々が、健康で文化的な最低限度の暮らしができるよう責任を負わなくてはいけない国や行政が、弱い立場に追い込まれた人たちを率先して切り捨てていないでしょうか。
 「8時間働けば、普通に暮らせる社会」と言っていますが、機械化がすすみ、人工知能も開発されているこの時代なら、8時間、働かなくても快適に生活できる社会がつくれたのではないでしょうか。
 労働者がもっと人生を楽しめる社会をつくれたのではないでしょうか。
 仕事に誇りを持ち、余暇を楽しむことができる余裕のある暮らしやすい社会のために、私たち労働者が連帯し、ともに労働者の権利を求めて行きましょう。
 子どもたちの為にも、生きていることが幸せだと思える社会をみんなの力でつくっていきましょう。

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