市政の動き−政策見解
【14.05.25】市民アンケートの質問に答える
リニア新幹線について
日本共産党安城市委員会が実施している「市民アンケート」に日本共産党への質問がありましたので、お答えします。
「リニア新幹線について、共産党はどう考えているのか」との質問がありました。 日本共産党は建設に反対です。東海道新幹線の年間輸送人員は、この20年間、ほとんど横ばいで、リニア新幹線の建設を必要とする事情は一切ありません。地震・津波対策を緊急におこなべきです。
リニア新幹線の需要が予測通り伸びなかったとき、JR東海が経営の危機に陥ります。そのツケは、東海道新幹線の保守・点検の手抜きや在来線の廃止、リストラによる利用者へのサービス低下も起こります。また、工事費も膨れ上げることもあります。線路の8割がトンネルで南アルプスの下を掘りぬく難工事もあり、安全性という点でも重大な心配があります。
なぜ党名を変えないのか
「日本共産党は何故、党名を変えないのですか?地域のため一生懸命頑張っているのに名前を聴くと戦前の反政府的な思想、ソ連、中国の共産党のイメージが浮かびます」というご意見が寄せられました。
日本共産党は、戦前は侵略戦争反対、主権在民の旗を掲げ、作家の小林多喜二など殺された党員も少なくなくありませんが、戦後の憲法に実りました。
戦後は、「アメリカいいなり、財界の利益第一」の政治とたたかってきた歴史と伝統が刻み込まれた党名です。
そして、党名には、真の人間の自由と解放、共同社会をつくろう、という未来社会へのロマンが込められています。
旧ソ連は、本来の社会主義・共産主義の道からはずれ、間違ったことをやったから崩壊したのです。
中国共産党との違いは
日本共産党は、今の中国を社会主義に到達した国と見ていません。「社会主義をめざす新しい探究が開始」された国だということです。
中国の革命は発達の遅れた状況から出発したことなどにより、貧富の差は激しいし、人権や自由、民主主義という点で未解決の問題をたくさん抱えた国です。
日本共産党と中国共産党の違いはたくさんあります。中国は憲法の中に、中国共産党の指導の下にと書いてありますが、日本共産党は「特定の政党に指導政党としての特権を与えることはやってはならない」と書いてあります。
また、日本共産党は、思想・信条の自由を厳格に保障する、複数政党制を認め、政権をとっても選挙で負けたら野に下るなどは不動の原則としています。