市政の動き−議会報告
【14.10.20】国保税6%引上げは中止できた
ほとんどの市民が1度は加入する国保 「所得なし」の収納率79%
国民健康保険は、ほとんどの市民が一度は加入し、いのちと健康を守る最後の砦です。
国保は高齢者や低所得者が多く、「所得なし」が3338世帯、14%を占め、国保税の収納率も79%となっています。国や市の大きな支援が必要です。
安城市は国保税を12年度に続いて、13年度も平均で6%引上げ、2億3千万円(1世帯1万円)もの負担増を押し付けました。
市は、「流行病もなく、国などからの交付金も多く収入することができ」、法定外の繰入を県下平均額で繰入ることにより、黒字の見込みも立ったとして、3月補正で3億円余減額しています。
県下3位の財政力にふさわしい繰入額に
安城市の13年度決算は、東海市、刈谷市に次いで県下第3位の財政力です。
安城市の1人当りの法定外繰入額(一般会計からの繰入)は1万2827円で県下14位です。県下3位の豊明市は2万4819円の繰入額です。
安城市が11年11月に作成し、国保運営協議会に提出した「国民健康保険税税率改正説明資料」では、13年度の繰入額は2万4819円で豊明市とほぼ同じ金額です。
宮川議員は、繰入金を県下平均とせずに、財政力にふさわしい繰入額にすれば「国保税6%引上げは中止できた」と指摘しました。