市政の動き−議会報告
【18.01.31】新安城駅改築等(橋上化)アンケート 税金30億円投入反対が76%
踏切はそのまま、名鉄駅舎等への市税投入に違和感
市との懇談には、ふかや恵子・宮川かねひこ両議員を含めて12名が参加しました。
はじめに森下浩平さん(昭和町)が、名鉄新安城駅改築等(橋上化)について、新聞で知ったがその内容に疑問を感じ、日本共産党の議員さんに「説明会」を開いていただいた。そこで初めてこの事業の詳細を知ることができた。
当初は、駅が橋上化されれば踏切が高架となると思っていた。しかし、説明を受けて踏切はそのまま、本来名鉄の所有物である駅舎やホームなどの改築に、30億円の市税を投入することに強い違和感を持った。
そこで、再度共産党の議員さんの協力を得て、改めて市民のみなさんの意見を聞こうと「アンケート」を作り配布、集約した。市はアンケートに寄せられて声をしっかり受け止めていただきたい、と発言しました。
「名鉄との再交渉・踏切の解決にむけての話し合い」を提案
続いて、アンケートの結果について、太田康宏さん(箕輪町)から、駅舎改築等については、全市では不必要(45%)が必要(39%)より多いが、近隣町では必要(49%)が不必要(41%)を上回っている。
また、市30億円投入については、反対が全市(76%)、近隣町(71%)とも7割を超えている。
自由意見欄に最も多く記入があったのは「開かずの踏切」の解決を求める声であり、ここの利用者の声は「怒り」になっている。
市が事業費の95%を負担することについては、一番望んでいる「踏切」の解決がされないのに、市が30億円も負担することに異議を唱える声が多数ある。
また、名鉄に対して応分の負担をすべきという声も多数ある。
今回の事業計画は、市民の理解や納得が得られていないと考える。名鉄と再交渉すること。そして、市民が一番望んでいる「踏切」解決にむけて市民、議会、行政の3者で真摯に話し合いを提言する、と説明がされました。
市民の声を聞く余地はあるのか、市長はでてきていただきたい
〔参加者の発言〕
〇名鉄との交渉の進捗は、市民の声を聞く余地はあるのか
〇税金投入は反対、名鉄と再交渉を
〇駅は老朽化しているが、保育園や老人ホームを優先してほしい
〇駅は汚くてもよい、通路の手すりを改善してほしい。踏切を自転車で通行するのは怖い
〇駅にお金をかけるより踏切を広くしてほしい
〇安城に住んで40数年、踏切が怖いので北の方へは行かない。いつ高架になるのか見通しを
〇踏切はいつも渋滞している。高架にならないなら30億は他に使ってほしい
〇北口の広場は整備されるのか。担当で出来る事業でないから市長は出てきていただきたい。市長に伝えてほし い。
〇市民が喜ばない事業だ
〔市の説明〕
〇名鉄と契約はしていないが、確認書を交わしている
〇名鉄は公共交通をある程度支援しなさいという法律を逆手に取っている
〇渋滞緩和のため、豊田・安城線の高架を国・県に働きかけている
〇北口広場はまちづくり協議会で議論している
〇名鉄との交渉は10年・20年同じだと想定し、財政のあるいま決断した