市政の動き−議会報告
【19.09.16】月額5700円(20日換算)の給食費 無料にすることは可能
西三河各市と比較しても高い安城市の給食費
保育園の給食費は、現在、3〜5歳児の場合は主食代として920円を負担し、副食費については保育料のなかに含まれています。
ところが、保育無償化に伴い、保育料の中から副食代を取り出し、副食代と主食代を給食費として徴収するとの方針が国から出されました。
保育料が無償となるのであれば、保育の一環である給食費も無償となるのが本来の姿です。国の方針には、「子どもは社会が責任を持って育てる」という意思が見られません。
安城市は、主食代と副食代を合わせた給食費を1日285円、20日の保育で5700円徴収する計画です。国は4500円と示しており、安城市はこれを上回る額です。また、日額換算で豊田市210円、刈谷市260円、月額換算で岡崎市5180円、西尾市5200円、知立市5100円、碧南市4500円を上回る分は市が負担とのことであり、近隣市をも上回る額です。
森下議員は、285円の積算根拠を質すとともに、給食費を無料とするために必要な財源は、半年で5000万円とされており、市の財政力指数が県下1位であること、前年度からの繰越金約16億円が未計上で留保されていることなどを指摘し、無償とするよう提起しました。
保護者の市民税所得割合算額が7万7100円以下は副食代免除と答弁。