市政の動き−議会報告
【21.10.30】社会保障の拡充を!
2021年愛知自治体キャラバンが安城市を訪問・懇談
愛知自治体キャラバンは、県内全ての自治体を訪問し、医療・福祉・介護など社会保障の拡充と、国や県への意見書提出を求めて要請する行動で、42回目を迎えました。
10月21日安城市役所を訪問し、事前に実施したアンケートの回答にそって、新日本婦人の会、年金者組合など、実行委員会構成メンバーが参加しました。参加者から感想が寄せられましたので紹介します。
18歳年度末まで通院も無料に!(新婦人安城支部代表)
10月10日の事前学習会を経て、10月21日に自治体キャラバンに参加しました。私は「子ども医療費助成制度」について発言しました。
安城市の子どもの医療費は現在「通院」は中学卒業まで、「入院」は18歳年度末まで無料(中学卒業後は償還払い)です。
昨年の自治体キャラバン以降、他自治体での拡充もあり、年々良くなっています。名古屋市が来年1月から通院も18歳年度末まで無料になることに注目し、安城市でも「通院」も18歳年度末まで無料にしてほしいと発言しました。
市側は、「近隣の市でもおこなわれていないので、今のところ実施しない」との回答でした。
それならば安城市から変えていけば良いのではと思い、新婦人として運動ができたらとも思いました。
帯状疱疹ワクチン接種の助成を(年金者組合安城支部代表)
「帯状疱疹ワクチンの接種について、安城市でも独自の助成を検討して欲しい」と発言しました。
帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスが神経節に残り、抵抗力の低下を機に発症します。発症は80歳までに水ぼうそうウイルス保有者(成人の約90%)の3分1にも及び、ときに後遺症として神経痛がでることもあります。
予防効果の高いワクチンは既にあり、長期にわたって持続することはインフルエンザワクチン以上であるといわれています。ワクチン接種により市民の辛い思いを軽減でき、国保会計にもよい影響が考えられます。
市の担当者は「厚生労働省の専門部会が有効性や安全性を審議しており、その結果を注視している。市が独自に助成制度を始める予定はない」と回答しました。
市民の声が高まらなければ市は動かないでしょう。一日も早く国の助成が始まることを期待します。
県下では名古屋市、新たに刈谷市が助成を始めました。