市政の動き−議会報告
【22.09.04】最良の行財政運営か? 9月議会で慎重な審査を!
2021年度決算が中心
9月市議会が1日に開会し、市長から一般会計や特別会計、企業会計合わせて9本の2021年度決算認定、条例の一部改正、2022年度補正予算が提案されました。今議会は一般質問や2021年度決算が審議の中心となります。
9月市議会が1日に開会し、市長から一般会計や特別会計、企業会計合わせて9本の2021年度決算認定、条例の一部改正、2022年度補正予算が提案されました。今議会は一般質問や2021年度決算が審議の中心となります。
下表は、一般会計及び6特別会計の歳入・歳出・繰越の一覧です。
いずれの会計も多額の黒字(繰越額)を出しています。
行政は多額の黒字を出すことが目的ではありません。市民税や固定資産税などの税収に対して、市民が願う施策が実施されたかどうかが重要です。
国民健康保険や介護保険の場合は、国保税や介護保険料が適切であったのかも問われます。
一般会計の規模は、前年度に比べ約6億円のマイナスとなっていますが、その主な要因はコロナ禍で市民税や固定資産税が減収になったこと、北部学校給食調理場や新安城駅舎の建設が終了したこと等によるものです。
財政調整基金は過去10年間で最高
安城市は21年度末で20種類の基金を保有しています。その総額は305億円で、過去10年間で4番目に多い額、財調基金は最高となっています。(下表、単位:億円)
21年度中に庁舎建設基金を新設し5億円を積み立てた他、財調基金に約22億円、公共施設保全基金に10億円、都市基盤整備基金に10億円、介護給付費準備基金に約4億円など積み立てた一方、取り崩しは財調基金の約16のみです。このような財政運営についても厳しいチェックが必要です。