市政の動き−議会報告

【23.02.05】選挙公約反映した新年度予算を!

骨格予算で一般会計は0.3%の伸び率に留まる

   安城市は、3月市議会に提案する2023(令5)年度当初予算案の概要を市議会各会派に説明しました。市長選挙が行われることから骨格的な予算編成となっています。
 一般会計・国民健康保険や介護保険など6特別事業会計、水道・下水道事業の2企業会計の総額は、1115億7300万円で前年度に比べ0.7%の伸び率です。
 このうち一般会計は、704億2000万円で前年度に比べ額で2億円の増加、率で0・3%と低い伸び率です。
 これは、市長選挙が行われることから、骨格的な予算編成が行われたことによるものです。
 「統一地方選挙が行われることから、当初予算は、骨格予算を視野に入れた編成を行うこととする」との予算編成方針が昨年9月に出され、喫緊の課題に対応するものなどを除いて補正予算対応とすることとされました。
 そのため、様々な市民要望が山積しているのに、ほとんど反映されていない予算案となっています。

学校給食無償化など 補正予算対応含め早急に実施を

   2月5日投開票で安城市長選挙が行われています。
 2名の立候補者の選挙公報には、「給食費無償化の推進」「給食費の無料化」と両者がそれぞれ給食費を無償化することについて言及されています。
 このように両候補とも、学校給食無償化の必要性は認められています。いつ決断されるかに係っているのではないでしょうか。
 5日の投開票で新市長が決まり、任期は2月15日から始まります。
 予算などを審議する3月市議会は、3月1日から22日までの会期で開かれる予定です。
 就任後、直ちに無償化を決断し、関連予算が編成されることが望まれます。
 無償化するための財源はあります。
 安城市の財政力指数は、全国792市中、上位から第9位を占めています。また、基金残高は財政調整基金67億円をはじめ総額で277億円を保有しています。毎年の例から言えば、3月末の最終補正予算で、さらに増える可能性もあります。
 新年度当初から無償化に踏み切るべきです。

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