市政の動き−議会報告
【23.06.17】みんなの選挙「投票率」と「選挙公報」
森下さちこ議員が一般質問
日本共産党の森下さちこ議員は、６月13日（火）に「みんなの選挙」「住まいは人権 市営住宅の改善」「多様性を認め合う社会環境の整備」の３つのテーマで一般質問をしました。今回は「みんなの選挙」を報告します。
投票率が低迷 2人に1人しか投票せず
今年は選挙イヤー。すでに県知事選、市長選、県議選、市議選と、４つの選挙が執行されています。
市民のくらしに直接影響のある市長選では投票率は前回（2019年）より2.71ポイント下回る50.55％、市議選は1.82ポイント下回る51.10％となりました。有権者のふたりにひとりしか投票に行かない状況となっています。
投票区毎に投票率を分析した結果、「北部、明祥、桜井地域の投票区で投票率が高く、その一方で、ＪＲ安城駅や三河安城駅周辺の投票区で、投票率が低い傾向がある」ことがわかりました。
森下議員は、「投票率の低い地域の投票率があがれば安城市全体の投票率が上がる」と述べ、今後の取り組みを質しました。
市は「投票率の低い地域へは、街頭や広報車で投票を呼びかける啓発活動を重点的に行う」と答弁しました。
選挙公報の配布が遅い！ 投票日前日の事例も
立候補者や政党の政策を掲載した選挙公報は投票先を選ぶのに役立ちます。しかし、今年の選挙では「選挙公報が届かない」との不満の声が多く寄せられました。
市の選挙管理委員会が管轄する市長選、市議選の選挙期間はわずか１週間です。選挙公報を配布する流れは以下の通りです。
�々霄�日の午後５時に立候補届出を締め切る
�△�じにより掲載順を決める
�０�刷業者が印刷
�げ侏貌�午後に納品
�タ緲貌�から配布業者が配布開始
�ε衂柴�前日までに全世帯へ配布完了
期日前投票が増加する中、選挙公報が前日まで届かなければ、投票行動の抑制につながる恐れがあります。
森下議員の「もう少し早く届けられないのか」との質問に対し、「現状では難しい。しかし、期日前投票所を開設する市役所及び支所に配置するなど、少しでも早く有権者に手に取っていただける方法を検討する」と答弁しました。
