市政の動き−議会報告
【24.04.09】下水道使用料 3段階で値上げ計画
国から料金改定の圧力
下水道事業は、生活環境の向上及び自然環境を守ることに欠かせないインフラです。25年度には市内の下水道整備が完了する予定です。
将来的には、耐震化や老朽化に伴う下水道施設の更新に多額の費用が必要となる一方で、人口減少や、市民の節水意識の向上などにより、使用料収入が減少することが想定されています。
2020年に国が収支構造適正化として、社会資本整備総合交付金の交付要件を見直したことに伴い、使用料金が未改定など、国の示す4要件(下表参照)の全てに該当する安城市は、交付金の重点配分の対象から外れることになります。
経営戦略(案)では、国からの圧力もあり、下水道使用料の改定を見据え、一般会計からの基準外繰入金も徐々に減額していく計画となっています。結果、市民への負担は増加する見込みです。
2カ月で500円負担増 使用料改定案
〇3段階での改定計画
〇改定の間隔は3年間程度
〇1段階は、25年度に実施
基本使用料
900円→1400円/2カ月
500円の値上げ
〇2段階以降は、経費回収率80%を目指すとし、更なる基本使用料改定に加え、重量使用料の改定を実施