市政の動き−議会報告
【14.03.16】特別養護老人ホームへの入所を「要介護3」以上に限定
軽度者でも引き続き入所できる対応を
特別養護老人ホームは、要介護1〜5の認定を受けた65歳以上の高齢者が入所できる施設です。
ところが、政府は、「在宅生活が困難な中重度の要介護者を支える機能に重点化する」として、入所できる対象者を「要介護3以上」に限定する介護保険法改悪案を国会に提出しています。
2013年4月現在、特養ホームに入所されている市民は304名で、このうち、要介護1が19名、要介護2が35名です。
この方々は、介護者がいないなど、介護の必要性や家族の状況等を勘案して、比較的、介護度が低い場合でも入所が認められた方ばかりです。言い換えれば、在宅での生活が困難な方と言うことです。
ふかや議員は、厚労省が「継続入所に配慮」するとしているものの、具体的な期間等を明示していないことを指摘し、要介護1・2の状態を維持しながら暮らしておられる入所者に対して、市として、どのように対応していく方針なのか、質しました。
市は、「要介護1・2で入所した場合に限らず、制度見直し後に要介護1・2に改善した場合も、継続入所ができる」「今後、国が示す指針等をみながら、対応していきたい」と答弁しました。