市政の動き−議会報告
【21.10.17】子どもたちに安心と安全を
森下さちこ議員が一般質問
安城市議会９月定例会が、９月１日から27日まで27日間の会期で開かれました。
日本共産党 森下さちこ議員は、「保育園での新型コロナウイルス感染症確認後の対応」、「小中学校個室トイレへの生理用品配備」、「６年生までの児童クラブ入所の完全実施」について一般質問をしました。
公立保育施設等のＰＣＲ検査拡充を！
子どもたちへの新型コロナ感染リスクが高まっています。
安城市は、「園内の消毒」や「職員のＰＣＲ検査希望者の確認」などを定めたマニュアルを全園に配布しています。
ところがＰＣＲ検査補助は、感染者がでた３園で利用されましたが、実際に検査を受けたのは職員136人中69人に留まりました。所属職員の２分の１が検査を希望しなかった理由について、「�ヾ鏡�者と接触がないため感染の心配がない」「�⊂評�がない」「��受検した場合、結果が出るまで家族が自宅待機となり家族に影響が出る」と答弁しました。
�↓�の理由で受検しない場合、検査に穴が空き、子どもの命を預かる保育園での安全は確保できません。
森下議員は、市が職員に対し検査を受けるよう働きかけることを強く求めました。
小中学校個室トイレに生理用品の配備を！
安城市は、ＳＤＧｓ「ジェンダー平等の実現」の取り組みのひとつとして、生理用品を市内７か所の公共施設と小中学校の保健室で無償配布しました。７月末までの配布実績は、小中学校では４セットにとどまりました。
小中学校での取り組みについて、森下議員は「保健室に取りに来れば渡すと言うのは、大人目線であり、男性目線である」と指摘し、トイレットペーパーと同様に生理用品を個室トイレに配備するよう提案しました。
市は、「個々の事情に応じた方法で手渡すことが大切であり、現時点では個室に置くことは考えていない」「思春期の子どもにとって恥ずかしさを伴うハードルの高い取り組みであった」「よりよい方法を考えたい」と答弁しました。
児童クラブの入所６年生までの完全実施を！
安城市は、新年度入会申込みを新４年生までを対象に10月頃に受付け、定員枠に満たない場合のみ新５、６年生の保護者に申し込みの案内をしてきました。
今年度は、10校で５年生以上の児童の受け入れができていません。
森下議員は、「新年度入会申込みを全学年・同時期に受付けること」を求めました。市は「2022年度入会申込みは、新１年生から新６年生までの児童を対象に、利用を希望する保護者が同時に申込みできる方法を検討している」と答弁しました。
市は、専用棟の建設や特別教室の改修を行っており、来年４月から錦町小学校、2023年４月から桜井小学校で６年生までの受入れが可能になります。
