市政の動き−議会報告

【22.01.16】配慮が必要! 視覚障がい者の点字投票

最高裁判所裁判官の国民審査で投票権を侵害された

   森下さちこ議員のもとに、昨年10月に行われた衆議院選挙について、視覚障がい者から次のような相談が寄せられました。
 「投票所で点字投票を申し出たところ、点字用投票用紙と点字器を渡された。その後、職員から『枠からはみ出さないように』と投票用紙と点字器を取り上げられ、セットしたものが記名台に置かれた。最高裁判所裁判官の国民審査では、投票用紙の上から3分の1あたりに点字器をセットされたため、罷免すべきと考える裁判官の名前を全て書く充分なスペースが無くなった。異議を唱えたが対応されず、投票する権利を侵害された」という内容です。
 安城市では、開票作業時に点字を読める職員が配置されておらず、集計を誤らないため投票時に有権者に対し枠からはみ出さないよう、また印字されている箇所に点字がかからないよう指導がされていました。
 しかし、点字投票希望者は、投票用紙に印刷された枠や文字は見えません。通常の投票でも、枠からはみ出していたり裏面に記名されていても有効票です。投票時の指導よりも、開票時に点字を読める職員等を配置するこそ必要ではないでしょうか。

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