市政の動き−議会報告
【22.07.16】高齢者を詐欺から守る特殊詐欺対策装置購入に補助
安城市内で前兆電話多発 1月から５月で８件の被害
被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振込みや、その他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る特殊詐欺。 安城市内でも、２０２１年の被害件数は29件と、前年の５件から６倍に増加しました。今年も１月から５月の間に８件の被害が報告されています。
特殊詐欺の前兆電話も多発しています。６月中に、百貨店の社員や警察官を名乗る人物からの前兆電話が５件報告されています。
７月に前兆電話を受けた80代の女性は、大学病院から「息子さんがのどのけがで受診している」と言われました。その後、立て続けに電話が鳴り、家にいられなくなったと言います。金銭的な被害が無くても、精神的にダメージを受けるのが特殊詐欺前兆電話です。
対応装置購入補助申請 当初予算で３００件の見込み
高齢者を狙った特殊詐欺の多くが、自宅の固定電話への着信から始まっています。被害を未然に防ぐために、電話機に特殊詐欺対策装置を設置することが有効とされています。
購入費の補助対象となるのは、65歳以上の方が住む世帯で、次の３つのうち、いずれかの装置の購入金額２分の１（上限７０００円）が補助されます。
�…模地寝餐�置：通話内容を録音することを相手に伝える装置
��着信拒否装置：家庭の固定電話機に取付けるもので、「迷惑電話番号データベース」に登録されている電話番号からの着信を、拒否または着信ランプ等で警告する機能がある装置。
�８把蠹渡探 А崢模地寝餐�置」の機能または「着信拒否装置」の機能が内蔵されている、家庭用の固定電話機。
今年４月からの購入が対象で、６月末までに１０２件の申請を受付けています。大切な財産を守るために、補助事業を利用しましょう。
