市政の動き−議会報告
【22.10.30】公民連携でまちづくり―茅ヶ崎市の浜見平地区―
コンパクトで持続可能な街づくりを目指す
安城市議会未来型施設整備研究特別委員会は、10月５日から７日まで、行政調査を行いました。今回は神奈川県茅ヶ崎市の「公民連携の取組ついて」を報告します。（森下さちこ）
神奈川県茅ヶ崎市にある浜見平団地の一角に整備されたブランチ茅ヶ崎を視察しました。
団地の建替え事業に併せ、浜見平地区を市南西部の「生活・防災拠点、景観拠点」と位置づけ、地域特性を踏まえたコンパクトで持続可能な地域社会・地域活動の実現を目指し、街づくりを進めました。
市の出張所や保育施設、図書館等の公共公益施設（ハマミーナ）が入居する商業施設ブランチ茅ヶ崎（�蠡舅促蝓璽后砲療效禄衢�者はＵＲ都市機構です。
市は定期借地契約でＵＲ都市機構へ地代を払い、借りた土地を32年間（設計建設２年＋運営30年）の事業用定期借地として�蠡舅促蝓璽垢愿沼澆靴掘�地代を受け取ります。
その土地に�蠡舅促蝓璽垢�ブランチ茅ヶ崎を整備し、市は入居させたハマミーナ（３２５０�屐砲猟村變繊頁�間２億円程度）を払い、住民へ公共サービスを提供しています。
ハマミーナの賃借料が30年間で約60億円とすれば、土地を購入し、自前で施設を整備管理するよりもコストダウンができるのかもしれません。
安城市はどういう街にしたいのか？
浜見平地区では、市・ＵＲ都市機構・�蠡舅促蝓璽后Γ裡丕亘／佑泙舛鼎�りスポット茅ヶ崎の４者が「エリアマネジメント推進に関する連結協定」を結び、住民の声をまちづくりに反映させています。一時期は団地住民の高齢化が深刻な問題でしたが、日常生活の利便性を向上させる店舗やサービス施設、公共公益施設等が相互に機能連携したことで、地区外からの流入者も増加し、地域の活性化につながっているようです。
安城市内では、マンションや商業施設の建設も進められており、企業から収益が見込まれると評価されている地域です。
しかしまちづくりにおいて、市や企業が描く図案と、住民の意向がうまく混ざりきっていないように思いました。
