市政の動き−議会報告
【22.10.30】〔後期高齢者医療制度〕 10月から自己負担が2割に
単身者200万円以上、 2人世帯320万円以上が対象
昨今の物価高騰のなか老後の生活を支える老齢年金の年金額が、今年4月(6月支給分)から引き下げられました。そのうえ10月1日から単身者で年収200万円以上、複数世帯で320万円以上の収入がある場合、自己負担割合が1割から2割に引き上げられました。
安城市における対象者は、約5700人(26.5%)にのぼります。
各医療機関窓口において負担上限額は18000円
2割負担になる人は2025年9月30日まで、1ヶ月の外来負担の増額を3000円に抑える「配慮措置」があります。しかし同一の医療機関での窓口支払い限度額は1万8000円とされており、被保険者は1万8000円までの負担が求められます。
その後、1割負担時よりも3000円以上負担している差額分は、高額療養費として事前に申請登録した医療給付口座に振り込まれます。10月に負担した差額分が口座に振り込まれるのは最短で来年2月の予定です。
配慮措置はあるものの、高齢者にとってその都度求められる2倍の負担は受診に大きな影響を与えます。
差額分受取りには医療給付口座の登録が必要
高額療養費は一度、支給申請をすると、該当時に自動的に申請口座に振り込まれます。また、未登録の場合でも、該当時には口座登録の案内が届きますので、口座情報を記入して返送しましょう。
詳しくは国保年金課(0566-71-2232)まで。