市政の動き−議会報告

【22.11.13】未来型施設整備研究特別(委)がゼビオアリーナ仙台を調査

ゼビオアリーナ周辺にはスポーツなど関連施設

   民間主導のアリーナ建設が計画されている安城市。未来型施設整備研究特別委員会は10月6日、2012年に竣工した宮城県仙台市にあるゼビオアリーナ仙台を調査しました。 (森下さちこ)
 2009年〜2018年に実施された仙台市あすと長町土地区画整理事業の施行と併せて、多様な事業が行われました。 市街地の憩いと街の賑わいを創出する空間として整備された杜の広場公園の西側に、ゼビオアリーナ仙台は建設されています。
 土地は仙台市の所有で、20年の定期借地権をゼビオと契約。ゼビオが約30億円をかけて建設し、運営はゼビオを初めとする企業団体が組成する「ゼビオアリーナ有限責任事業組合」が担っています。
 同広場の南側には、ゼビオ棟にスーパースポーツゼビオを初めとするスポーツ用品店や地元のフィットネスクラブなど、ドーム棟には室内テニスコート、屋根付きフットサル場、バスケットボール用ドームもつくられ、スポーツ・フィットネス・ウェルネス関連施設が集積した地域になっています。

アリーナ建設・運営は民間主体

 今回視察をしたのは、大型施設を中心とした土地区画整理事業ではなく、ゼビオアリーナがどのように活用されているのかという点であった印象でした。
 施設内を見て回り、アリーナの床が土間コンクリートであり、氷を張ればアイススケートもできることや、音楽イベントや秘密会などロイヤルボックス(VIPルーム)の活用には展望があると言った話を伺いました。
 土地は市所有ですが、運営も施設管理も基本的に行政との関わりはなく、全て企業努力で採算をとれるようにしていました。
 三河安城駅周辺の街をどのように開発していくのか、具体的なビジョンは分かりませんが、民間企業が計画している新アリーナが地元住民に受け入れてもらうためには、行政と民間企業、そして住民の情報共有は必要です。施設活用にしても住民への理解が求められます。
 建設に向けて周辺の道路整備など必要なことは連携し合い、きちんと距離を保つことが大事です。

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