市政の動き−議会報告

【23.12.31】物価高騰のなか 上下水道料金改定を検討

県営水道の値上げ、コスト上昇を理由に

 安城市は12月定例会において、県の水道使用料の改定の影響もあり、上下水道料金について具体的な改定の検討をすると明らかにしました。

県営水道水は2段階で値上げ

   愛知県は、1立法メートルあたり26円の水道使用料を2024年10月1日から28円に、26年4月1日から32円に、段階的に引き上げると表明しています。
 安城市は、市内で使用する水道水の7割を県営水道から受水しており、料金改定が実施されれば市への影響は小さくありません。
 28円に改定されると年間3200万円、さらに32円では9800万円の負担増になると試算しています。またコスト上昇による自己水の値上げも示唆しています。

市下水道料金は30年間据え置き

 安城市は1993年に下水道事業を開始して以来、30年間、料金改定をしていません。
 下水道料金は上水道料金の約7割程度に抑え、不足分は一般財源からの繰入金で賄ってきています。
 2023年7月に水道事業及び下水道事業審議会から出された答申によると、適正な水道料金の検証について「経営状況を注視しつつ、随時行う必要があると考える」とされています。市は上下水道料金について「具体的な料金改定の検討をする」と答弁しました。
 日本共産党県議団と市町議員は23年8月28日、県知事と県企業庁長に対し、「水道料金の引下げ」の申し入れをしています。

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