市政の動き−議会報告

【24.03.08】愛知県の新年度予算案 大型開発と大企業優遇

「ステーションAi」は活動の拠点

 スタートアップを支援する「アイチ・ステーションエイアイプロジェクト」の推進事業費は128億円です。
 名古屋市昭和区の旧勤労会館跡地に建設中の「ステーションAi」(10月開館予定)は 活動の拠点で、管理運営事業費は108億円です。ソフトバンク子会社によるPFI方式です。

新体育館 来年7月オープン

 名古屋市北区の名城公園北園で建設が進められている新県体育館(愛知国際アリーナ)の整備推進費は257億円。設計・建設から維持管理・運営を一体にする「BTコンセッション方式」を採用。運営会社には、前田建設工業、NTTドコモなどが出資しています。
 最大収容人数は1万7000人。来年7月の大相撲名古屋場所でオープンします。
 英国の金融企業が命名権を取得し「IGアリーナ」と名づけられました。

リニア・空港・道路

 2027年開業の見通しがなくなったJR東海のリニア中央新幹線関連事業費は1億2254万円。名古屋市が行う「名古屋駅のスーパーターミナル化」の推進費用です。
 愛知・岐阜・三重3県、名古屋市、中部財界がめざす「中部国際空港の将来構想」の推進費用は6400万円。27年度を目標に現在の滑走路の東側にある誘導路を2本目の「代替滑走路」とし、滑走路処理容量を1.5倍にする計画です。
 道路関係の予算は、958億5300万円。空港アクセスの「西知多道路」など、物流拠点を結ぶ自動車中心の高規格道路の整備を推進します。

県立高校体育館にエアコン設置

 新年度予算案に県立高校体育館・武道場へのエアコン整備費用44億7390万円が新規に計上されました。
 対象は145校292棟で、期間は24年度から27年度の4年間です。24年度整備は、36校74棟です。
 日本共産党県議団は2018年の一般質問で要求し、昨年9月議会の教育・スポーツ委員会でも取り上げました。

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