市政の動き−議会報告
【24.04.14】20基金で過去最高の354億円
23年度3月補正予算で取り崩し中止や新規積み立て
安城市議会3月定例会では、一般会計予算歳入歳出でそれぞれ20億円の減額となる補正予算が可決成立しました。23年度末までの事業費がほぼ確定し、余剰となった財源は、予定していた基金の取り崩しを中止したり、新たに積み増しされました。その結果、年度末の基金残高は過去最高の354億円超となりました。これまでは2014年度末の338億円超が最高でした。
財政調整基金は90億円超
財政調整基金は、予定していた14億7000万円余の取り崩しを中止したうえで、新たに2億4000万円を積み立て、3月末には90億円を超える基金となります。23年度一般会計総額743億円の1割を超える基金残高です。
ほかにも、庁舎整備基金や情報通信基盤整備基金など目的基金、国民健康保険支払準備基金や介護給付費準備基金など特別会計基金、計20種類の基金残高（3月末）は354億8600万円余に膨らみました。
このような財政運営で良いのでしょうか
新庁舎建設を見据え
市庁舎は、老朽化や庁舎機能の分散化、狭隘化が進み、災害時の防災拠点になりうるかといった課題があります。
内部の庁舎整備検討会は、全ての課題解決のためには「建替えによる整備が効果的」、「総務省の基準や近隣自治体、職員数を基に試算した結果、延べ床面積は2万5000〜3万2000�屐文縦�舎の1.5倍）、総額240億円が必要となる」としています。
3月補正で庁舎整備基金に10億円余を積み立て、残高は30億円を超えました。
