市政の動き−議会報告
【24.08.26】リニア新幹線 各地の工事行き詰まり
１都６県すべてで工事遅れる
ＪＲ東海は今年３月、当初「２０２７年」としていたリニア中央新幹線（品川―名古屋）の開業時期を「２０３４年以降」と公表しました。
ジャーナリストの樫田秀樹氏は、名古屋市内で開かれた集会（７月７日）で、「１都６県すべてで工事は遅れる。開業は１０年遅れる」と述べました。
工事優先 環境軽視
２月に岐阜県瑞浪市でリニアのトンネル工事が原因とみられる共同水源などの水位の低下が起きました。
５月になってＪＲ東海の担当者は、県や市の幹部との会議で「多大の費用と時間を要するため、詳しい原因調査は考えていない」「工事を止めたからといって水位低下が収まるわけではない」と説明しました。
しかし、地元住民などの要請を受けてＪＲは工事を中断し、地質調査を行う意向を示しました。
地面の陥没が心配 春日井市
リニア建設では都市部での５０キロにわたって地下４０メートルより深い所を掘る大深度地下工事を行います。
同じ工法で地下を掘り進んだ東京外郭環状道路の工事は東京都調布市住宅街で陥没事故を引き起こしました。
春日井市から名古屋市の区間は「大深度地下」で、春日井市内では地面の陥没や農業用水の枯渇が心配されています。
「工事中止の決断を」 日本共産党の政策より
日本共産党は２０２２年参院選の政策で「リニア中央新幹線建設事業を中止する決断を、関連する大規模開発工事の中止を含む抜本的な見直しを」と明記しています。
内容は、
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��残土処理ルールが不透明
