市政の動き−議会報告
【24.10.27】森下さちこ議員の一般質問(2)
いのちの安全教育と包括的性教育の取り組みを
今年4月、市内の16歳の高校生が自宅で乳児の遺体を遺棄した疑いで逮捕されたという報道がありました。16歳に必要な「性に関する正しい知識」があれば、未然に防げたのではとの視点から、学校教育における包括的性教育の取り組みを質しました。
教育長は、「『人を大切にする安城教育』をスローガンとして掲げたうえで、包括的性教育が求めている理念につながる教育を、学校における活動全体を通して進めている」と、答弁しました。
生理用品を学校のトイレに
国際セクシュアリティガイダンスには「月経中の女子が快適に過ごせるように、積極的で支援的な方策を示す」とされています。
トイレに生理用品を置くことは生理を肯定的に受け止める包括的性教育のひとつです。
教育委員会は、生理用品について「生理のある児童生徒にとって、必要な衛生用品である」との認識を示したものの、「保健室に設置し、養護教諭が児童生徒に手渡すことで様々な悩みの相談のきっかけを作ることや、適切な指導につなげる」と従来の方針を堅持し、トイレに生理用品を設置することを否定しました。