市政の動き−議会報告
【24.11.03】社会保障拡充求め市と懇談・要請
2024年 愛知自治体キャラバン
今年で45回目となる愛知自治体キャラバンが、10月24日、安城市役所を訪れ、市の社会保障施策拡充などについて、担当の課長等と懇談・要請をしました。
介護保険料引き下げ、学校給食無償化など、着実に前進
安城市の福祉・教育・子育て政策は、粘り強い住民運動により着実に前進をしてきました。
第9期介護保険料の引き下げ、18才になる年度末までの子どもの医療費助成、小中学校の給食費の無償化等が、他自治体に先駆けて実現しています。
参加者は、実現に向けた自治体の努力に感謝するとともに、現状を述べつつ、いっそうの前進を求めました。
参加者の主な発言は、次の通りです。(写真は挨拶する澤田団長)
様々な視点から貴重な意見
市が来年度からの導入を目指している加齢性難聴者への補聴器購入助成制度について、参加者から非課税者以外も対象にすることや、補聴器購入は確定申告の医療費控除の対象となる旨の周知を求める意見が出されました。
国民健康保険では、4人以上の世帯で滞納が多くなっており、子どもの均等割減免の拡充を求める意見が出されました。安城市の減免制度は、国の施策通りの未就学児の均等割5割減免であるのに対し、大府市は今年度より18才以下の子どもの均等割を9割減免に拡充しています。
生活保護事業については、扶養照会が申請の障壁となっていることや親族からの直接支援に結びついていないこと、職員の負担となっていることをあげ、縮小を求めると同時に制度の利用を促すポスター制作が提案されました。
また、申請者への不適切な対応が全国報道された件に関し、市は第三者委員会を設置し、今年4月に提言を受けています。市の進める改革プランについても言及がありました。